当院の1階総合受付横にAED(体外式除細動器)が設置されています。
AEDとは、心臓の心室が小刻みに震え、全身に血液を送ることができなく
なる心室細動等の致死性の不整脈の状態を、心臓に電気ショックを与える
ことにより、正常な状態に戻す器械です。 (日本赤十字社HP引用)
しかし、AEDが設置されていても、職員一人一人が正しい心肺蘇生方法や
AED操作を理解し実践できなければなりません。
当院では、昨年の10月31日、11月12日、12月4日に、全職員を対象に
福野消防署署員を講師にお招きし研修会を実施しました。
<研修内容>
①AED操作の手順についてビデオ学習
②人形を用いた心肺蘇生及びAED手順についての模範実技の見学
③参加者全員による、倒れている人を発見するところからAED操作
までの模擬訓練
研修に参加した職員からは、
「正しい気道確保、心臓マッサージ及び人工呼吸方法を再確認することが
出来た。」
「緊張したり、動揺しているとAED本体からの音声ガイドが聞き取りにくく
なるため、緊急時にどれだけ落ち着いて対応できるかがとても重要だと
感じた。」
「どんな場面に遭遇しても正しい手順を実践できるよう、繰り返し訓練する
ことが必要だと感じた。」などの感想がありました。
また、昨年の11月12日の研修会は『オープンホスピタルと介護者教室』の
一環として行われ、来院していただいた、地域住民の皆さんや高校生が、
福野消防署署員から救急処置とAED操作について実技講習を受けました。
参加された方々は、家族や知り合いなど身近にいる人達を助けることが
出来るよう、真剣に消防署員の指導を受けていました。