3階談話コーナーにおいて、看護及び介護職員を対象に、
「ヘンダーソンの看護論を活用してみよう」と題し、米田看護部
主任による勉強会を実施しました。
今回は、ヘンダーソンの基本的看護の構成要素を学び、
記録の必要性について理解を深めました。
当院の看護及び介護職員は、勉強会を通して、知識の向上に
取り組み、良質な看護及び介護の提供に努めています。
<基本的看護の構成要素14項目>
1.患者の呼吸を助ける。
2.患者の飲食を助ける。
3.患者の排泄を助ける。
4.歩行時及び座位、臥位に際して患者が望ましい姿を保持する
よう援助する。また患者がひとつの体位からほかの体位へと
からだを動かすのを助ける。
5.患者の休息と睡眠を助ける。
6.患者が衣類を選択し、脱いだり着たりするのを援助する。
7.患者が体温を正常範囲内に保つように援助する。
8.患者が身体を清潔に保ち、身だしなみよく、また皮膚を保護する
よう援助する。
9.患者が環境の危機を避けるよう援助する。また感染や暴行など、
特定の患者がもたらすかもしれない危険から他人をまもる。
10.患者が他人に意識伝達ができ、自分の欲求や気持ちを表現でき
るように援助する。
11.患者が自分の宗教にもとづいた生活ができ、自分の善悪の概念
にしたがえるように援助する。
12.患者の仕事あるいは生産的職業を助ける。
13.患者のリクリエーション活動を援助する。
14.患者の学習を助ける。
(引用)ヴァージニア・ヘンダーソン 著 湯槙ます、小玉香津子 訳
「改訂版・看護の基本となるもの」 発行・日本看護協会出版会