平成12年4月に富山県南砺市で療養型病床病院として開院しました。
ブログを通して当院の雰囲気を皆さんに感じてもらえるよう紹介していきたいと思います♪

ふくの若葉病院のホームページ

2008-06-09

福野縞

 通所リハビリテーションの利用者さんのご家族から、
手芸作品を頂き、利用者さん専用の下駄箱が設置して
ある棚に飾らせていただきました。
     
 親猫の尻尾に、子供の猫がしがみついている可愛らしい
作品です。

 黄色と紺色の親猫に使われている生地は、独特の縦縞
模様です。

 ご家族の方の説明では、「福野縞(ふくのじま)」と言われる
生地で、今では少量しか作られていないそうです。

 福野縞の事を調べてみると、
 「1789年、加賀藩の幕用布の繊布を命ぜられたことが動機
  となり、当時地産の手紡で作っていたものから次第に、技術
  導入による改良がなされ、管大臣縞といわれる福野縞の
  基礎が築かれました。
  明治以後、機械紡糸ができるようになり双子縞と称して全国
  各地へ販売されるようになり織物の産地となった。
  しかし、化学繊維の需要が高まるなかで、今は昔ながらの
  手造りの生地の良さが評価されています。」

 当院の現住所は、市町村合併により南砺市と地名が改められ
ましたが、旧町名は福野町でした。地元の伝統工芸品を知ること
ができ勉強になりました。