2007年8月25日(土)から、映画「華氏911」などで有名な
マイケル・ムーアの最新作『シッコSiCKO』が公開されています。
アメリカは医療保険制度の保険充実度が世界37位で、先進国
の中では最下位だそうです。
また、アメリカは先進国では唯一、国が運営する全国民を対象
とした国民健康保険制度が存在しません。
因みに、65歳以上の人を対象とする、連邦政府による健康
保険制度メディケアと、連邦政府・州政府共同の低所得者に対す
る医療扶助制度メディケイドしかありません。
国民の多くは民間の保険会社に加入するしかありません。
そのため、6人に1人が無保険、年間1.8万人が治療を受けら
れずに亡くなられるそうです。
日本人にとっても他人事ではないはずです。
2008年4月から開始される後期高齢者医療制度、政府や
厚生労働省による、介護療養病床の廃止、医療療養病床の
削減など、高齢者やそのご家族にとっては大きな問題となる
改革を断行しています。
アメリカ政府の影響を受け、今後の日本がアメリカのような
医療制度に変わっていく可能性が無いとはいえません。
アメリカが抱える医療保険制度の問題を映画を通して知ること
ができると思います。
富山県では10月13日(土)、石川県では9月29日(土)から
公開されます。
映画について知りたい方は下記のサイトをご覧下さい。
・映画『シッコ SiCKO』公式サイト
http://sicko.gyao.jp/